富士フィルムビジネスイノベーションから新機種の複合機が発売されました
ApeosC2360
オフィスで使う業務用のカラー複合機です
プリンター機能やFAXモデル富士フィルムビジネスイノベーションの評価などを
複合機やトナーなど携わって30年以上の筆者が価格や仕様を解説します。
ApeosC2360の価格や仕様
ApeosC2360はコピー・プリンター・スキャン・FAX・ADF付きののオールインワン型のカラー複合機です
ApeosC2360のモデルラインナップとして8種類ほど用意しています
自動両面原稿送り装置でも(1パス両面対応)と分けていたりトレイを1段と2段と4段という具合です
選択モデルがあると選びやすい
価格は税別ですが129~161万円です
搬入費も2.5万円必要です
大きさは幅590×奥行659×高さ771(mm)
重さは約68kg
※大きさ重さはモデルによって変わりますが一番小さなもので記載しました
速度は23枚の中速機です
ApeosC2360の評価
ApeosC2360もコンパクトに仕上がっています
モデルがわかり易く用意しているのでオフィスにフィットさせやすそうです
操作はわかりやすくとメーカーがいっています
スマホからコピーやプリント、スキャン、FAXが可能
無線LAN対応で臨機応変
富士フィルムのコピー機は京セラやシャープの最新機種のデザインと雰囲気が違いますねキャノン寄りかな?
オールインワン型ですが本体価格は130万円超えてきます
なかなかの金額になりますそこでオフィスにフィットするか確認する方法を紹介します
ApeosC2360の複合機は必要か
23枚機でも130万円を超えてくるのはFAXなど色んな機能が付いているからです
ただそれでも高く感じます最近はモノの値段も上がり傾向だからそういう影響もあるのでしょうか
ApeosC2360はモデルで提案してわかり易くフィットを感じやすいのは評価出来ますしかしそれってFAXとかADFありきなんですよね
何がいいたいのか
FAXは必要か否か検討する必要はあります
そしてADFも不要なら価格は変わります
例えばFAXキットだけでも20万円ほどします
他にも確認する事はあります
フィットさせるのは大切なポイントです
メーカー選びは富士フィルムでいいの
ここにきてメーカー選びって思われるかもしれませんが重要なので解説しておきます
業務用コピー機メーカーは10社ほどあります
キャノン、ゼロックス、シャープ、コニカミノルタ、東芝、ムラテック、リコー、NTT、京セラなど
選ぶべきメーカーは3社です
メーカー選びは侮れません
パナソニックやサンヨーも昔は販売していましたが今では販売していないし後者はもう存在しないです
もっと昔にはミタブランドもありました
コニカミノルタも別会社でやっていました
コピー機の市場は縮小傾向なので将来止めるメーカーも可能性があります
これに巻き込まれると面倒な事もあるのでやっぱりメーカー選びは慎重にとなります
それと例えばパソコンだったら今どこのメーカーが旬だとか資金があるならこれ経費を抑えたいならこことかこの機種はオススメです・・・という選び方があるんですが業務用コピー機はこういう選び方は向きません
今来ているメーカーが富士フィルムなんですとか
今年イチオシの機種がApeosC2360なんですよっていうのは当てはまらない
業務用コピー機のメーカーは有名企業ばかりだけど製品のカテゴリーとしてはメーカーの優劣があるんじゃないでしょうか
ApeosC2360の販売店どこから買う
業務用コピー機の販売って量販とかじゃなくてそのメーカーの販売店経由というのが多いです
だから販売店の選別も重要なポイントだと思います
正直言ってメーカーによっては販売店が多くて玉石混交
だからいいところばかりだったらいいのですがその方が少ないイメージです
大手もあるし事務器店もあるしメンテナンスはしない電器店みたいなところも様々
ただ言えるのは「いい販売者」の方がいいに決まってます
ダイレクト営業や飛び込み営業に手は出さないと思いますが街で見かけますよ
ダイレクト電話や飛び込み営業でコピー機を買うのは愚の骨頂
青汁のダイレクト電話にリフォームの飛び込み営業
耳障りのいい事をいっても価格に転嫁されていますし躾がなってない人多い
これが自宅にかかってくる電話であったりコロナでも訪問してくる現実
もうお判りですよねダイレクト電話や飛び込みで営業をするのはその製品もしくはその会社のプライスなどに魅力がないからです
そこにのってしまうとその経費が転嫁されているだけで損します
ApeosC2360リース
ApeosC2360は軽く100万円を超える機械ですからリース契約を考えるオフィスが多いと思います。リースはまとまったお金がいらないとか経理上経費で落とせるといったメリットもあってその分リース手数料が年間3万円ほどかかります
しかしこのお金はみなさん想定内です
しかしこのほかに余分にお金がかかっているのを知らないユーザーさんも多い
リースはユーザーが便利なだけではなく販売者にとっても有利に作用するのです
まとまったお金を動かさなくてもいい
なのでリースの時もきっちり商談はしないとリースだからで任せていると数十万円余分にお金を落とす事になりかねません
リースって昔は5年がほとんどだったんですが最近6年のところもこの提案はちょっと怪しい
リースのダメなところは販売者は当然ですがユーザーさんもなんとなく何もかももう任してしまっているところだと思います
だからリースの詐欺なんかも昔あったしグレー的なやり方もあってそれが正常じゃないとユーザーも気づいていない事も多いんですよね
怪しいリースの事例でいうと
5年リースなのに途中に乗り換えみたいな提案で新しく再リースを組むような方法です
だからなんだかんだ言われて翌月から機種は新しく入れ替えてリース料が上乗せされるようなやり方です月間2.5万円のリース料が3.5万円に・・・
ApeosC2360の保守契約
業務用コピー機は大きくて重いですだから修理はサービスマンの訪問になります
これをまとめたのが保守契約となります
トナーキットやカウンター契約というのがあります
契約はメーカーの作ったものを提案されて基本結ばないと修理の時に困る事になります
そしてこの保守契約は機械を使うまで買い替えなどまでずーっとかかります
結果本体価格を超える金額になるんですよねトータルで
だから今回のApeosC2360でも本体が140万円だとすると使用枚数によっては保守契約料金も5年でも6年でもトータルで同じぐらいかかる事もある
この保守契約は途中で解約できないし価格ダウンはなくて逆に機械が古くなるとメーカーのカタログを見ると保守契約の結び直しがあって更に10%20%UPしか価格になると明記されているところもあります
保守契約はこちらからどうこう出来ないのですがとはいっても高額です出来るだけの交渉はやるべきですね
保守契約は特にお金に直結です
メーカーでも販売者でも稼ぎ頭っていうのは忘れてはいけません
保守の名称はトータルサービス契約という
トナーとドラムカートリッジなどの消耗品が含まれますが用紙やホッチキス針代は含みません
黒モードは1~1,000カウント@8.5円
1,001~3,000カウントが@7.5円
3,001カウント以上は@7.0円
フルカラーモードは1~1,000カウント@45円
1,001~3,000カウントが@40円
3,001カウント以上は@35円
だからモノクロ印刷2,000枚、カラーが500枚が月間だとすると
(1,000×8.5)+(1,000×7.5)=16,000円
500×45で22,500円
ざっくり月間4万円弱で年間約48万円から5年で約250万円ほどになります
本体価格を超えました
ApeosC2360のまとめ
ApeosC2360を選択するには基本のポイントや全体像を知る必要があるという事がわかって頂けたと思います
他にも廃棄とか修理の場所とか細かな事はあるのですがまずは5つのポイントで交渉するべきだと思います
同じ販売者から購入もいいんですがそれは結果的にそうなったのが理想で任せっきりっていうのはどのみちよくない
当然馴染みの販売者は10社のメーカーから選別はしていないハズで
提案するのは販売者が背負ってるメーカーの機種じゃないでしょうか?
- メーカー選び
- フィットさせる
- リース
- 保守契約
- 販売者の選別
この5つのポイントが重要です
コピー機の経費削減は購入後は出来ません
なので契約前の交渉がもっとも重要になってくるわけです
だから準備も必要となります
コピー機は高く買ってるのに購入後コピー用紙の裏紙使用で経費削減しているオフィスを見かけた事ありますが紙がカールして機械が止まるしサービスマンを呼ばないといけないし結果的には業務に時間がかかってるし経費削減にはなっていないと思いました。