e-STUDIO2021AC
オフィス向け業務用のカラーデジタル複合機です
プリント、スキャンや印刷の評価などを複合機やトナーなど携わって30年以上の筆者が価格や仕様を解説します。
e-STUDIO2021ACの価格や仕様
e-STUDIO2021ACはコピー・プリンター・スキャナ付き複合機
※FAXはオプションで付けるなら10万円以上かかります
価格は88万円(税別)
搬入費も数万円かかるでしょう
大きさは幅585×奥行586×高さ662(mm)・・・操作パネル傾き90度時
重さは約59kg
※ドラム含む
速度は20枚の低速機です
エネルギー消費効率:43kWh/年
e-STUDIO2021ACの評価
e-STUDIO2021ACはコンパクトですがブラック系やデザインは好みがありそうです
価格も約90万円なのでなかなか高めだと思います
e-STUDIO2021ACが気に入ったもしくは欲しくてしょうがないユーザーさんは仕方ないとして業務用コピー機は高額で経費削減出来るのは購入時そう考えると準備や少し時間をかけて商談に臨む必要があります
そこで業務用コピー機の選び方で重要な5つのポイントから解説します
e-STUDIO2021ACいう複合機は必要か
e-STUDIO2021ACはカラー複合機ですが本当にオフィスで必要か?というのも考えてもいい
つまりe-STUDIO2021ACが事業所やオフィスでフィットするかです
デザインや速度、FAXやADFは必要か否かなど
20枚機じゃ役不足じゃないか
他にも確認する事はあります
経費的にもビジネス的にもフィットしていないと無駄であったり逆に困る事になります
フィットしているのかどうかを検討する事も重要なポイントです
機能が増えれば増えるほど価格に転嫁しますよ
メーカー選びは東芝でいいのか?
ここにきてメーカー選びって思われるかもしれませんが重要なので解説しておきます
業務用コピー機メーカーは10社ほどあります
キャノン、富士フィルム、シャープ、リコー、コニカミノルタ、ムラテック、リコー、NTT、京セラなど
選ぶべきメーカーは3社です
メーカー選びは侮れません
パナソニックやサンヨーも昔は販売していましたが今では販売していないし後者はもう存在しないです
もっと昔にはミタブランドもありました
コニカミノルタも別会社でやっていました
コピー機の市場は縮小傾向なので将来止めるメーカーも可能性があります
これに巻き込まれると面倒な事もあるのでやっぱりメーカー選びは慎重にとなります
それと例えばパソコンだったら今どこのメーカーが旬だとか資金があるならこれだとか経費を抑えたいならこことかこの機種はオススメです・・・という選び方があるんですが業務用コピー機はこういう選び方は向きません
今旬なメーカーは東芝テックなんですとか
今年イチオシの機種がe-STUDIO2021ACだってのは当てはまらない
業務用コピー機のメーカーは有名企業ばかりだけど製品のカテゴリーとしてはメーカーの優劣がある
だからメーカー選びは重要なポイントのひとつ
なのでメーカーから選ぶっていうのはある意味間違いではないのです
東芝テックでひとつ懸念が東芝の上場廃止に伴う東芝テックの複合機撤退の噂さ
e-STUDIO2021ACどこから買う
業務用コピー機の販売って量販店とかメーカー直販じゃなくて販売店経由というのが多いです
だから販売店の選別も重要なポイントだと思います
正直言ってメーカーによっては販売店が多くて玉石混交
いい販売店ばかりだったらいいのですがその方が少ないイメージですね
大手もあるし事務器店もあるしメンテナンスはしない電器店みたいなところも様々
ただ言えるのは「いい販売者」の方がいいに決まってます
ダイレクト営業や飛び込み営業に手は出さないと思いますが街で見かけますよウロウロしている人を
ダイレクト電話や飛び込み営業でコピー機を買うのは愚の骨頂
青汁のダイレクト電話にリフォームの飛び込み営業など日々目のあたりにしますが
耳障りのいい事をいっても価格に転嫁されていますし躾がなってない人も多い
もうお判りですよねダイレクト電話や飛び込みで営業をするのはその製品もしくはその会社のプライスなどに魅力がないからです。そこにのってしまうとその経費が転嫁されているだけで損します
「いい販売店」の見つけ方があります!!
例えば信頼や不安で昔から同じ販売店から購入を続けているのはわかりますただ他の情報や相見積で得られるメリットは計り知れないので最終的には昔からの信頼関係のあるところになってもでいいんですがそこまでのプロセスは変える方がお得だといえます
e-STUDIO2021ACのリース
e-STUDIO2021ACはなんだかんだで100万円近い機械ですがだからリース契約を考えるオフィスが多いと思います。リースはまとまったお金がいらないとか経理上経費で落とせるといったメリットもありますがその分リース手数料を払わないといけません
しかしこの手数料はみなさん想定内です
問題はこのほかに余分にお金がかかっているのを知らないユーザーさんが多い事です
リースだから仕方ないでは済まされないような金額なのかもしれません
そのポイントは
リースはユーザーが便利なだけではなく販売者にとっても有利に作用するのです
例えば100万円のリースで5年で手数料が20万円ほど余分にかかるのは想定内ですよねだけどそれ以外にも数十万円余分にお金がかかってる可能性がある事を知らないのがほとんど明細に出てるわけじゃないので
リースってユーザー以外にもとても好意的な相手がいますリース会社はもちろん販売者です販売者はリースなんか止める方がいいですよって聞いた事ありませんなぜなら
販売者はまとまったお金を動かさなくてもいい
コピー機の販売者はメーカーから仕入をしているわけで会社の規模も中小が多い
業務用を月に5台販売するだけでも500万円の支払いがあるとするとこれは厳しい
しかも毎月だともっと厳しいメーカーの支払いサイトは短いですし手形なんか無理
ところがリースにする事でこれから解消されますお金の心配は皆無になる
現に事務器屋の社長が以前このことを私に冗舌に話していましたよ
なのでリースの時もきっちり商談はしないとダメでリースだからで任せていると数十万円余分にお金を落とす事になりかねません
リースって昔は5年がほとんどだったんですが最近6年のところもこの提案はちょっと怪しい
リースのダメなところはユーザーさんもなんとなく何もかももう任してしまっているところだと思います
だからリースの詐欺なんかも昔あったしグレー的なやり方もあってそれが正常じゃないとユーザーも気づいていない事も多いんですよね
グレー販売のリースの事例でいうと
5年リースなのに途中に乗り換えみたいな提案で新しく再リースを組むような方法です
だからなんだかんだ言われて翌月から機種は新しく入れ替えてリース料が上乗せされるようなやり方です月間2.5万円のリース料が3.5万円に・・・
例えばですがアメの部分はカウンター料金の単価を少し下げるとか・・・
e-STUDIO2021ACの保守契約
業務用コピー機は大きくて重いですだから修理はサービスマンの訪問になります
これをまとめたのが保守契約となります
トナーキットやカウンター契約というのがあります
契約はメーカーの作ったものを提案されて基本結ばないと修理の時に困る事になります
そしてこの保守契約は機械を使うまで買い替えなどまでずーっとかかります
結果本体価格を超える金額になるんですよねトータルで
だから今回のe-STUDIO2021ACでも使用枚数によっては保守契約料金が5年で本体価格を軽く超える事もある
コピー機購入時にはシュミレーションも大切ですね
数字にするとその金額が再認識されます
この保守契約は途中で解約できないし価格ダウンはなくて逆に機械が古くなるとメーカーのカタログを見ると保守契約の結び直しがあって更に10%20%UPの価格になると明記されているところもあります
保守契約はこちらからどうこう出来ないのですがとはいっても高額です出来るだけの交渉はやるべきですね
保守契約は特にお金に直結です
メーカーでも販売者でも稼ぎ頭っていうのは忘れてはいけません
e-STUDIO2021ACの保守契約はメーカーからチャージシステムの記載があります
カウンター契約ですね
1枚~1,000まで40円(フルカラー)、モノクロ8.5円
1,001~3,000まで@34円、7円
3,001枚~@29円、6円
※2色カラーもありますがとりあえず今回は記載していません
例えば月間3,000枚でカラー500枚、モノクロ2,500枚で計算すると月間で21,000円(2,000円+8,500+10,500)年間25万円ほど
5年で125万円で本体価格を超えてしまいました
視点を変えると使えば使うほど損するイメージが起こるのは私だけでしょうか?
e-STUDIO2021ACを安くする方法
e-STUDIO2021ACは価格は高め
コピー機は会社やオフィスで買うもので個人は関係ないから無関心
当社は儲かっているからコピー機なんかはもう業者任せでいいんだ
大体同じところから買わないと信用出来ないなど色んな高くてもって意見があると思いますがだからって本当にそれでいいのかっていうのもあります
業務用コピー機って昔から紳士協定みたいに本体価格は同じような値付け
保守料金もトナーキットやカウンター料金の値段もどのメーカーもよく似ている
だから根本の価格を触れないというのもありますが交渉は必要だと思います
価格を安くさせるなら基本の知識と全体像を知る必要があります
よく見かけるのが
「この見積もり安くしてくれてるんだろうな」とか「もう少しなんとかなりませんか」って上から目線とかゴマすり的な交渉って担当者によって様々だと思いますがこういうのは交渉ではなくて単なるお願いになる
だからコピー機の営業マンももう厳しいんですよとか1万円引いておきますぐらいで価格商談は終わってしまう
だから競争させたり交渉でいつもの業者から購入するにしても基礎知識と全体像から現状より安くなる価格を引き出さないといけません
本体は本体
オプションはオプション
保守は保守と
個別に価格を出してもらうとか
一律表記な見積もりはダメです
コピー機メーカーは大手で上場企業も多いです
コピー機の販売網ってすべてがこんな感じではないですが
ユーザーに届くまで多くの間が入っている場合があります
メーカーが企画設計して製造して製品化
メーカーの子会社がこれを仕入れて販売や保守サービスを手掛ける
最近は減ったけど卸店があって
卸店が地域の事務器屋や電器屋、文具店などに卸す
例えば事務器屋が地域の企業やオフィスに販売する
メーカーが製造するにあたり部品会社や協力会社が携わる事もあるのですそ野は広いです
販売店がコピー機だけ販売で保守サービスはメーカーに任せる場合もあります
※知り合いの販売者が保守サービスはメーカー任せだったけど途中からサービス認定を取って自分で保守もやりだすとこんなに儲かるんだって私に言った事がありました
メーカーによっては販売者に販売を任せるところもあるし直販もありますね
メーカーが直接コピー機を販売するパターンです
これはメーカーや諸事情によるようで販売店に気を使って直販するメーカーもあり
だから見積もりは高めに出すって感じよって価格だけでいうと直販だから安くなるとは限らないしメーカーによってやり方は違う
裏紙使用で経費削減をしているオフィスがありましたが一度機械に通してるので紙がカール気味で紙詰まりが起こりますそうすると業務が止まるし場合によってはサービスマンに対処してもらう事にもこういう経費削減する所は一番重要な購入前の交渉が出来ていないところが多いわけです
業務用は購入前に経費削減はほとんど決まってしまいます
購入すると5年は保守やリースでロックされてしまいます
だから購入前が一番重要となるのです
南に行かないとけないのに北に向かっているってならないためにも全体像を知っておきましょう
e-STUDIO2021ACのまとめ
e-STUDIO2021ACを選択するには基本のポイントや全体像を知る必要があるという事がわかって頂けたと思います
他にも廃棄とか修理の場所とか細かな事はあるのですがまずは5つのポイントで交渉するべきだと思います
同じ販売者から購入もいいんですがそれは結果的にそうなったのが理想で任せっきりっていうのはどのみちよくない
当然馴染みの販売者は10社のメーカーから選別はしていないハズで
提案するのは販売者が背負ってるメーカーの機種じゃないでしょうか?
- メーカー選び
- フィットさせる
- リース
- 保守契約
- 販売者の選別
この5つのポイントが重要です
コピー機の経費削減は購入後は出来ません
なので契約前の交渉がもっとも重要になってくるわけです
だから準備も必要となります
もし準備をしないでお任せ商談になると
深く考えずに使用する内容にフィットしないで不用なものまで購入するかもしれない
しかもリースでの契約だとその分も手数料がのるので二重化します
ヘタすると数十万円無駄になるかも
そして保守だとかリースの交渉もしないとなると更に10万円ぐらい損するかも?
で5つのポイント以外のところでもうっかり交渉で数万円~無駄金って事も
コピー機に限らずだけど交渉はめちゃくちゃ重要ですが細かくやればやるほど経費が浮く可能性が高いので奥は深いです
他にも
サービスマンと話してみる
トナーの安値のルートを知っておく
使用後の廃棄を確認しておく
修理がどこから来るのか知っておく
本体やオプション、保守など別々に金額を確認する
・
・
5つのポイント以外にもやっておきたいことはたくさんあります
余ったトナーとかどうしていますか?