シャープから新製品の複合機が発売されました
BP-C533WDとBP-C533WR
オフィスで使う業務用のA4カラー複合機です
小企業やSOHO向け
プリンター機能やFAXモデルの評価などを複合機やトナーなど携わって30年以上の筆者が価格や仕様を解説します。
BP-C533W(D/R)の価格や仕様
BP-C533WDとBP-C533WRの違いはADFの性能の違い
前者は両面同時読み取り後者は両面自動で
BP-C533WDが片面65面/分、両面130面/分
BP-C533WRが片面40面/分、両面18面/分となっています
という事で他は同じだけどこのADFの仕様でBP-C533WDが140万円+税
BP-C533WRが127.5万円+税と少し価格差があります
用紙サイズA4~A6
BP-C533WDの大きさは幅491×奥行610×高さ602(mm)
重さは約40kg
BP-C533WRは高さが555mmでその分重さが約38kgとなっています
速度は33枚/分(A4)
TEC値:0.33KWh/週
TEC値とは?(財)エネルギーセンターで定められた測定値
どのメーカーのOA機器にも比較対象できますね最近よくみかける値です
数値が小さい方が消費電力が少なくエコといえそうです
BP-C533W(D/R)の評価
BP-C533W(D/R)はスマートなイメージの複合機ですね
ブラック系なのでオフィスや使用場所によって合う合わないがありそうです
デザイン的にもシンプルだでコピー、プリント、FAX、ADFのオールインワン型の複合機でしかもカラーだけどA4サイズ
だから価格的には高く感じます
このタイプはA4といっても家庭用複合機と違って保守契約や消耗品が必要になるのですがサイトにはその記載がないのが残念ですね
なにか意図があるように思います
BP-C533W(D/R)の複合機は必要か
BP-C533W(D/R)は価格的には高く感じるので本当にこのタイプが必要かというのは重要です
見た目デザインからA4サイズでいいのか
複合機のオールインワン型が必要なのか
カラーは
・
・
つまりフィットするかどうかですね
メーカー選びはシャープでいいの
業務用コピー機はメーカーが10社ほどあります
またこの手のA4サイズの業務用製品も他のメーカーも販売しています
シャープだけではありません
キャノン、ゼロックス、京セラ、コニカミノルタ、東芝、ムラテック、リコー、NTT、富士フィルムなど
選ぶべきメーカーは3社です
メーカー選びは侮れません
パナソニックやサンヨーも昔は販売していましたが今では販売していないし後者はもう存在しないです
もっと昔にはミタブランドもありました
コニカミノルタも別会社でやっていました
コピー機の市場は縮小傾向なので将来止める可能性のメーカーもあるかもしれません
これに巻き込まれると面倒な事もあるのでやっぱりメーカー選びは慎重にとなります
それと例えばパソコンだったら今どこのメーカーが旬だとか資金があるならこれ経費を抑えたいならこことかこの機種はオススメです・・・という選び方があるんですが業務用コピー機はこういう選び方は向きません
今旬のメーカーがシャープなんですとか
今年イチオシの機種がBP-C533Wなんですよっていうのは当てはまらない
業務用コピー機のメーカーは有名企業ばかりだけど製品のカテゴリーとしてはメーカーの優劣がある
ちなみにA4サイズって家庭用が主流だったけど業務用メーカーやその関連として取り扱いしているA3も売れない?
シャープというメーカーは昔は家庭用コピー機を販売していましたが数十年前に撤退しています
BP-C533W(D/R)をどこから買う販売店
業務用コピー機の販売って量販とかじゃなくてそのメーカーの販売店経由というのが多いです
だから販売店の選別も重要なポイントだと思います
正直言ってメーカーによっては販売店が多くて玉石混交
だからいいところばかりだったらいいのですがその方が少ないイメージです
大手もあるし事務器店もあるしメンテナンスはしない電器店みたいなところも様々
ただ言えるのは「いい販売者」の方がいいに決まってます
ダイレクト営業や飛び込み営業に手は出さないと思いますが街で見かけますよ
ウロウロしている
ダイレクト電話や飛び込み営業でコピー機を買うのは愚の骨頂
青汁のダイレクト電話にリフォームの飛び込み営業
耳障りのいい事をいっても価格に転嫁されていますし躾がなってない人多い
これが自宅にかかってくる電話であったりコロナでも訪問してくる現実
もうお判りですよねダイレクト電話や飛び込みで営業をするのはその製品もしくはその会社のプライスなどに魅力がないからです。そこにのってしまうとその経費が転嫁されているだけで損します
BP-C533W(D/R)リース
家庭用のA4複合機なんて数万円だからリースなんて関係ないし組めないキャッシュで購入だけどいくらA4といってもシャープのBP-C533W(D/R)は軽く100万円超え
これリースですよねってユーザーさん多いでしょうね
リースはまとまったお金がいらないとか経理上経費で落とせるといったメリットもありますがその分リース手数料を払わないといけません
しかしこの手数料はみなさん想定内です
ただこのほかに余分にお金がかかっているのを知らないユーザーさんも多い
リースて手数料が例えば約20万円(これ想定内ですよね)
さらに余分な分が20万円以上~
これって結構きつくないですか?
リースはユーザーが便利なだけではなく販売者にとっても有利に作用するのです
まとまったお金を動かさなくてもいい
なのでリースの時もきっちり商談はしないとリースだからで任せていると数十万円余分にお金を落とす事になりかねません
リースって昔は5年がほとんどだったんですが最近6年のところもなにか怪しい
リースのダメなところは販売者は当然ですがユーザーさんもなんとなく何もかももう任してしまっているところだと思います
だからリースの詐欺なんかも昔あったしグレー的なやり方もあってそれが正常じゃないとユーザーも気づいていない事も多いんですよね
怪しいリースの事例でいうと
5年リースなのに途中に乗り換えみたいな提案で新しく再リースを組むような方法です
だからなんだかんだ言われて翌月から機種は新しく入れ替えてリース料が上乗せされるようなやり方です月間2.5万円のリース料が3.5万円に・・・
BP-C533W(D/R)の保守契約
業務用コピー機は大きくて重いですだから修理はサービスマンの訪問になります
これをまとめたのが保守契約となります
トナーキットやカウンター契約というのがあります
契約はメーカーの作ったものを提案されて基本結ばないと修理の時に困る事になります
そしてこの保守契約は機械を使うまで買い替えなどまでずーっとかかります
結果本体価格を超える金額になるんですよねトータルで
だから今回のBP-C533W(D/R)でも本体が100万円だとすると使用枚数によっては保守契約料金も5年でも6年でもトータルで同じぐらいかかる事もある
この保守契約は途中で解約できないし価格ダウンはなくて逆に機械が古くなるとメーカーのカタログを見ると保守契約の結び直しがあって更に10%20%UPしか価格になると明記されているところもあります
保守契約はこちらからどうこう出来ないのですがとはいっても高額です出来るだけの交渉はやるべきですね
保守契約は特にお金に直結です
メーカーでも販売者でも稼ぎ頭っていうのは忘れてはいけません
BP-C533W(D/R)の保守契約やトナーなど消耗品の記載がないので今のところ計算出来ないのですがどのメーカーもこの単価大きく変わらないのでざっくり計算しておいてもいいと思います。
BP-C533W(D/R)を安くする方法
業務用コピー機は一般的には本体が100万円を超えたり保守契約がそれ以上になる事もある代物です
コピー機は会社やオフィスで買うもので個人は関係ないから無関心
当社は儲かっているから複合機なんかはもう業者任せでいいんだ
大体同じところから買わないと信用出来ないなど色んな高くても無関心な意見があると思いますがだからって本当にそれでいいのかってとも思います。
元々紳士協定みたいに本体価格は同じような値付け
保守料金もトナーキットやカウンター料金の値段もよく似ている
だから根本の価格を触れないというのもありますが交渉は必要だと思います
価格を安くさせるなら基本の知識と全体像を知る必要があります
よく見かけるのが
「この見積もり安くしてくれてるんだろうな」とか「もう少しなんとかなりませんか」って上から目線とかゴマすり的な交渉って担当者によって様々だと思いますがこういうのは交渉ではなくて単なるお願いになる
だからコピー機の営業マンももう厳しいんですよとか1万円引いておきますぐらいで価格商談は終わってしまう
だから競争させたり交渉でいつもの業者から購入するにしても基礎知識と全体像から現状より安くなる価格を引き出さないといけません
本体は本体
オプションはオプション
保守は保守と
個別に価格を出してもらうとか
一式的な見積もりはダメです
コピー機メーカーは大手で上場企業も多いです
コピー機の販売網ってすべてがこんな感じではないですが
ユーザーに届くまで多くの間が入っている場合があります
メーカーが企画設計して製造して製品化
メーカーの子会社がこれを仕入れて販売や保守サービスを手掛ける
最近は減ったけど卸店があって
卸店が地域の事務器屋や電器屋、文具店などに卸す
例えば事務器屋が地域の企業やオフィスに販売する
メーカーが製造するにあたり部品会社や協力会社が携わる事もあるのですそ野は広いですね
販売店がコピー機だけ販売で保守サービスはメーカーに任せる場合もあります
※知り合いの販売者が保守サービスはメーカー任せだったけど途中からサービス認定を取って自分で保守もやりだすとこんなに儲かるんだって私に言った事がありました
メーカーによっては販売者に販売を任せるところもあるし直販もありますね
メーカーが直接コピー機を販売するパターンです
これはメーカーや諸事情によるようで販売店に気を使って直販するメーカーもあり
だから見積もりは高めに出すって感じよって価格だけでいうと直販だから安くなるとは限らないしメーカーによってやり方は違う
家庭用コピー機は選択が難しくないのですが業務用は難しい
裏紙使用で経費削減をしているオフィスがありましたが一度機械に通してるので紙がカール気味で紙詰まりが起こりますそうすると業務が止まるし場合によってはサービスマンに対処してもらう事にもこういう経費削減する所は一番重要な購入前の交渉が出来ていないところが多いわけです
家庭用だと失敗しても小さいし経費的にもダメージ小で済みますが業務用はそうはいかない
業務用は購入前に経費削減はほとんど決まってしまうからです
南に行かないとけないのに北に向かっているってならないためにも全体像を知っておきましょう
BP-C533W(D/R)のまとめ
シャープのA4複合機BP-C533W(D/R)は侮れない機種だと思います
なぜなら価格が100万円を超えているし保守契約情報が見えない
だから先の5つのポイントは当然できめ細かい確認や商談が必要です
他にも廃棄とか修理の場所とか細かな事はあるのですがまずは5つのポイントで交渉するべきだと思います
現機種と同じ販売者から購入もいいんですがそれは結果的にそうなったのが理想で任せっきりっていうのはどのみちよくない
当然馴染みの販売者は10社のメーカーから選別はしていないハズで
提案するのは販売者が背負ってるメーカーの機種じゃないでしょうか?
- メーカー選び
- フィットさせる
- リース
- 保守契約
- 販売者の選別
この5つのポイントが重要です
コピー機の経費削減は購入後は出来ません
なので契約前の交渉がもっとも重要になってくるわけです
だから準備も必要となります
もし準備をしないでお任せ商談になると
深く考えずに使用する内容にフィットしないで不用なものまで購入するかもしれない
しかもリースでの契約だとその分も手数料がのるので二重化します
ヘタすると数十万円無駄になるかも
そして保守だとかリースの交渉もしないとなると更に10万円ぐらい損するかも?
で5つのポイント以外のところでもうっかり交渉で数万円~無駄金って事も
コピー機に限らずだけど交渉はめちゃくちゃ重要ですが細かくやればやるほど経費が浮く可能性が高いので奥は深いです
他にも
サービスマンと話してみる
トナーの安値のルートを知っておく
使用後の廃棄を確認しておく
修理がどこから来るのか知っておく
本体やオプション、保守など別々に金額を確認する
・
・
5つのポイント以外にもやっておきたいことはたくさんあります
余ったトナーとかどうしていますか?