キャノンから複合機が発売されました
iRーADVDX4825F
オフィスで使う業務用のA3モノクロ複合機です
イメージランナーアドバンス4800シリーズ
プリント、スキャンや印刷の評価などを
複合機やトナーなど携わって30年以上の筆者が価格や仕様を解説します。
iRーADVDX4825Fの価格や仕様
iRーADVDX4825Fはコピー・プリンター・スキャンのモノクロ複合機で
FAXとADFのオールインワン型です
価格は税別ですが146万円です
搬入費も約5万円必要です
※ADFは両面反転読み取りタイプです
大きさは幅565×奥行719×高さ891(mm)
重さは約69kg
※本体のみです
速度は25枚の中速機
iRーADVDX4825Fの評価
iRーADVDX4825FはSteraシリーズのような白を基調としたデザイン
モノクロで25枚機ですが価格は100万円超えというのは評価が分かれそう
比較的コンパクトで清潔感のあるデザインなので誰でもおすすめ出来そうです
iRーADVDX4825Fが気に入ったもしくは欲しくてしょうがないユーザーさんは仕方ないとして業務用コピー機は高額で経費削減出来るのは購入時そう考えると準備や少し時間をかけて商談に臨む必要があります
そこで業務用コピー機の選び方で重要な5つのポイントから解説します
iRーADVDX4825Fという複合機は必要か
iRーADVDX4825Fは100万円超えの機種となっています
本当にオフィスで必要か?というのも考えてもいい
つまりiRーADVDX4825Fがフィットしているかです
例えばFAXは必要か否か検討する必要はあります
そしてADFも不要なら価格は変わります
25枚機が必要かそれとも役不足じゃないか
他にも確認する事はあります
経費的にもビジネス的にもフィットしていないと無駄であったり逆に困る事になります
フィットさせるのは大切なポイントです
メーカー選びでキャノンでいいのか?
ここにきてメーカー選びって思われるかもしれませんが重要なので解説しておきます
業務用コピー機メーカーは10社ほどあります
キャノン、富士フィルム、シャープ、コニカミノルタ、東芝、ムラテック、リコー、NTT、京セラなど
選ぶべきメーカーは3社です
メーカー選びは侮れません
パナソニックやサンヨーも昔は販売していましたが今では販売していないし後者はもう存在しないです
もっと昔にはミタブランドもありました
コニカミノルタも別会社でやっていました
コピー機の市場は縮小傾向なので将来止めるメーカーも可能性があります
これに巻き込まれると面倒な事もあるのでやっぱりメーカー選びは慎重にとなります
それと例えばパソコンだったら今どこのメーカーが旬だとか資金があるならこれ
経費を抑えたいならこことかこの機種はオススメです・・・という選び方があるんですが業務用コピー機はこういう選び方は向きません
今旬なメーカーはキャノンだとか
今年イチオシの機種がiRーADVDX4825Fだってのは当てはまらない
業務用コピー機のメーカーは有名企業ばかりだけど製品のカテゴリーとしては元々メーカーの優劣がある
だからメーカー選びは重要なポイントのひとつ
だからメーカーから選ぶっていうのはある意味間違いではない
iRーADVDX4825Fどこから買う
業務用コピー機の販売って量販店とかメーカー直販じゃなくて販売店経由というのが多いです
だから販売店の選別も重要なポイントだと思います
正直言ってメーカーによっては販売店が多くて玉石混交
いいところばかりだったらいいのですがその方が少ないイメージですね
大手もあるし事務器店もあるしメンテナンスはしない電器店みたいなところも様々
ただ言えるのは「いい販売者」がいいに決まってます
ダイレクト営業や飛び込み営業に手は出さないと思いますが街で見かけますよウロウロしている
ダイレクト電話や飛び込み営業でコピー機を買うのは愚の骨頂
青汁のダイレクト電話にリフォームの飛び込み営業など日々目のあたりにしますが
耳障りのいい事をいっても価格に転嫁されていますし躾がなってない人も多い
もうお判りですよねダイレクト電話や飛び込みで営業をするのはその製品もしくはその会社のプライスなどに魅力がないからです。そこにのってしまうと経費が転嫁されているだけで損します
「いい販売店」の見つけ方がありますが
例えば信頼があるから昔から同じ販売店から購入を続けているのはわかる話ですがただ他の情報や相見積で得られるメリットは計り知れないので最終的には昔からの信頼関係の販売者で購入したでいいかもしれませんがそこまでのプロセスは変える方がお得になります
iRーADVDX4825Fのリース
iRーADVDX4825Fはなんだかんだで100万円超えの機械ですだからリース契約を考えるオフィスが多いと思います。リースはまとまったお金がいらないとか経理上経費で落とせるといったメリットもありますがその分リース手数料を払わないといけません
しかしこの手数料はみなさん想定内です
問題はこのほかに余分にお金がかかっているのを知らないユーザーさんが多い事
リースだから仕方ないでは済まされないような金額なのかもしれません
そのポイントは
リースはユーザーが便利なだけではなく販売者にとっても有利に作用するのです
つまり販売者はまとまったお金を動かさなくてもいい
コピー機の販売者はメーカーから仕入をしているわけで会社の規模も中小が多い
業務用を月に5台販売するだけでも500万円の支払いがあるとするとこれは厳しい
しかも毎月だともっと厳しいメーカーの支払いサイトは短いですし手形なんか無理
ところがリースにする事でこれから解消されますお金の心配は皆無になる
現に事務器屋の社長がこのことを私が聞いたことがあります
なのでリースの時もきっちり商談はしないとリースだからで任せていると数十万円余分にお金を落とす事になりかねません
リースって昔は5年がほとんどだったんですが最近6年のところもありますがこの提案はちょっと怪しいかも
リースのダメなところは販売者は当然ですがユーザーさんもなんとなく何もかももう任してしまっているところだと思います
だからリースの詐欺なんかも昔あったしグレー的なやり方もあってそれが正常じゃないとユーザーも気づいていない事も多いんですよね
グレー販売のリースの事例でいうと
5年リースなのに途中に乗り換えみたいな提案で新しく再リースを組むような方法です
だからなんだかんだ言われて翌月から機種は新しく入れ替えてリース料が上乗せされるようなやり方です月間2.5万円のリース料が3.5万円に・・・
iRーADVDX4825Fの保守契約
業務用コピー機は大きくて重いですだから修理はサービスマンの訪問になります
これをまとめたのが保守契約となります
トナーキットやカウンター契約というのがあります
契約はメーカーの作ったものを提案されて基本結ばないと修理の時に困る事になります
そしてこの保守契約は機械を使うまで買い替えなどまでずーっとかかります
結果本体価格を超える金額になるんですよねトータルで
だから今回のiRーADVDX4825Fでも本体関連が100万円だとすると使用枚数によっては保守契約料金も5年でもトータルで同じぐらいかかる事もある
キャノンの公式サイトで保守契約の詳細の単価は記載していませんでした
少しわかりにくいかなと思いましたが・・・
どちらにしても毎月の使用枚数で将来5年の計算をしてみる事です
シュミレーションも大切で数字にすると大きさが再認識されますよ
この保守契約は途中で解約できないし価格ダウンはなくて逆に機械が古くなるとメーカーのカタログを見ると保守契約の結び直しがあって更に10%20%UPの価格になると明記されているところもあります
保守契約はこちらからどうこう出来ないのですがとはいっても高額です出来るだけの交渉はやるべきですね
保守契約は特にお金に直結です
メーカーでも販売者でも稼ぎ頭っていうのは忘れてはいけません
メーカーの内情からいうとこの保守契約ってトナーとかインクビジネスと同じでメーカの利益の根幹だと思います
これがないとメーカーは多くの従業員を抱える、配当を出す、上場企業は赤字を出せない、協力会社など回せないでしょう
iRーADVDX4825Fのまとめ
iRーADVDX4825Fを選択するには基本のポイントや全体像を知る必要があるという事がわかって頂けたと思います
他にも廃棄とか修理の場所とか細かな事はあるのですがまずは5つのポイントで交渉するべきだと思います
同じ販売者から購入もいいんですがそれは結果的にそうなったのが理想で任せっきりっていうのはどのみちよくない
当然購入される販売者は10社のメーカーから選別はしていないハズで
提案するのは販売者が背負ってるメーカーの機種じゃないでしょうか?
- メーカー選び
- フィットさせる
- リース
- 保守契約
- 販売者の選別
この5つのポイントが重要です
コピー機の経費削減は購入後は出来ません
なので契約前の交渉がもっとも重要になってくるわけです
だから準備も必要となります
もし準備をしないでお任せ商談になると
深く考えずに使用する内容にフィットしないで不用なものまで購入するかもしれない
しかもリースでの契約だとその分も手数料がのるので二重化します
ヘタすると数十万円無駄になるかもしれない
そして保守だとかリースの交渉もしないとなると更に10万円ぐらい損するかも?
で5つのポイント以外のところでもうっかり交渉で数万円~無駄金って事も
コピー機に限らずだけど交渉はめちゃくちゃ重要ですが細かくやればやるほど経費が浮く可能性が高いので奥は深いです
他にも
サービスマンと話してみる
トナーの安値のルートを知っておく
使用後の廃棄を確認しておく
修理がどこから来るのか知っておく
本体やオプション、保守など別々に金額を確認する
・
・
5つのポイント以外にもやっておきたいことはたくさんあります
余ったトナーの事など熟考すればするほど問題が出てきます。